<完成イメージ>

シニガンは、フィリピンの家庭でとてもよく作られている酸味のあるスープ料理です。お肉や魚、たっぷりの野菜を入れて煮込み、さっぱりした酸味で仕上げるので、寒い日でも、暑い日でも、食べやすい料理です。
シニガンの味は、家によって少しずつ違い、日本のみそ汁の様なものだと思います。酸味をしっかり効かせる家もあれば、やさしく仕上げる家もあります。
今回は、近所のお店でで簡単に手に入る食材と調味料を使って、フィリピンの家庭で食べられている「毎日食べたくなるシニガン」を紹介させてもらいます。
日本の食材と調味料でフィリピンと同じ味にするのが大変でしたが、フィリピンで食べていた味と同じにすることが出来たと思います。
よかったら、皆さんに作ってもらえると嬉しいです。
<食材と調味料> 2~3人分

【食材】
・豚バラ肉 ;400g
・水 ;1500cc
・トマト ;2個 (完熟なら、より良い)
・玉ねぎ ;1個 (甘味出し)
・大根 ;1/3程度 (ラブノスの代品)
・ナス ;1本
・オクラ ;4本
・こまつな ;1束 (カンコンの代品、ほうれん草も可)
・サトイモ ;2個
・青唐辛子 ;2本 (より本物志向なら入れる、無しでもOK)
【調味料】
・レモン汁 ;大さじ 4 (タマリンド代品)
・穀物酢 ;中さじ 2
・醤油 ;大さじ 1.5
・塩 ;小さじ 2
・黒胡椒 ;少々 (香りつけ程度)
・砂糖 ;小さじ 1/2 (まろやかな酸味にする)
・ほんだし ;中さじ 1 (旨味出し)
<作り方>
1.豚肉を下茹でする
①鍋に水と豚肉を入れる
②沸騰したら灰汁を取り除く
(それほど、丁寧に取り除かなくても大丈夫です。)
③中火で10分くらい煮る

2.香味野菜と里芋を加えて、スープに甘味と酸味のベースを作る
④トマト・玉ねぎ・サトイモを加える
(トマトと玉ねぎで、
本物のシニガンの香りと味に近づけていきます。)
⑤中火で10分くらい煮込む

3.根菜を加える
⑥大根を加える
⑦柔らかくなるまで10~15分煮込む
(④で加えたサトイモが溶けすぎない様に
気をつけて下さいね。)

4.調味料を加える
⑧レモン汁・穀物酢・醤油・塩・黒胡椒・砂糖・ほんだし を
加えて味を整える
(ここで、私が懐かしく感じるシニガンの香りが
広がりました。)

5.残りの野菜を加える
⑨ナス・オクラ・好みで青唐辛子を加える
(より本物志向なら青唐辛子を入れるのを
お勧めします。)
➉5分くらい煮る

6.仕上げのこまつな(または、ほうれん草)を加える
⑪こまつな を火を止める直前に加える
(⑩の5分煮込み完了時間で、
根本は1分前、葉は30秒前がいいみたいです。)

私が子どものころ、家でよく母が作ってくれたのがシニガンでした。鍋でコトコト煮えている音と、少し酸っぱい香りがしてくると、「今日はシニガンだな」 と分かりました。
母は味を見ながら、「もう少し酸っぱくする?」と聞いてくると、家族は「酸っぱめ、、、」とか「少しマイルド、、、」とか、それぞれ好き勝手なことを言っていました。
食卓では、学校のことや近所の話など、たいしたことじゃない会話をしていましたが、その時間がとても好きでした。
今でもシニガンを作ると、あの時の家の雰囲気や家族の声を思い出します。シニガンは、私にとって「料理」だけではなく、家族との時間そのものなんです。


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