投稿者: kazu-sato

  • 自己紹介

    <自己紹介>
    ・マリチュウ(通称 マリ Mari)
    ・フィリピン パンパンガの出身です。
    ・○○才、その内の公開とさせてください。
    ・フィリピンでは、デパートや飲食店で働いていました。
    ・2014年から数年間、フィリピンに駐在していた夫と結婚し、
     現在、日本在住です。
    ・料理を作るのが好きで、日本の料理に日々挑戦しています。

    <夫紹介>
    ・カズノリ(通称 カズ Kazu)
    ・私(マリ)が作り込んだ料理とみなさんに話したいことを
     夫に伝えて、ブログにしてもらっています。
    ・神奈川県横浜出身です。
    ・製造メーカで働いていましたが、現在、退職しています。
    ・退職後に株式投資に目覚めたみたいですが、私は退職金が
     無くならないか、いつも心配しています。(笑)

  • 【ピナクベット Pinakbet】

    <完成イメージ>

     ピナクベットは、フィリピンの家庭でよく作られている
    野菜が主役の料理です。
    なすやオクラ、かぼちゃなどの野菜を使い、
    素材の味を生かして、やさしく仕上げるのが特徴です。
    油っこくなく、毎日の食事に取り入れやすい料理です。
     ピナクベットの味も、家によって少しずつ違います。
    調味料をしっかり効かせる家もあれば、野菜の味を大切にする家もあります。同じピナクベットでも、家庭ごとに味があります。
     今回も、近所のお店で簡単に手に入る食材と調味料を使って、
    フィリピンの家庭で食べられている「毎日食べたくなる標準味のピナクベット」を紹介させてもらいます。
     日本の食材で作るのは工夫が大変でしたが、フィリピンで食べていた味と同じに出来たと思います。
    よかったら、ぜひ作ってみてください。

    <食材と調味料> 2~3人分

    【食材】
    ・豚バラ肉  ;100g (厚めにスライス…旨味のベース)
    ・ナス    ;2本 (一口大に切る)
    ・かぼちゃ  ;100g (2~3cm程度に切る)
    ・オクラ   ;4本 (斜めに2つに切る)
    ・インゲン  ;6本 (食べやすい長さに切る、
               「さやいんげん」も可)
    ・ゴーヤ   ;1/2本 (薄めの半月切り…苦味のアクセント)
    ・玉ねぎ   ;1/2個 (5~6mmくらいの薄切り)
    ・トマト   ;1個 (ざく切り)
    ・にんにく  ;3片 (みじん切り)

    【調味料】
    ・サラダ油  ;大さじ 1 (炒め用)
    ・水     ;100cc (煮込み用)
    ・味噌    ;大さじ 1.5 (バゴオンの代品、
                  うま味とコク出し、
                  「だし入合わせみそ」推奨)
    ・醤油    ;大さじ 1 (塩味と深み)
    ・レモン汁  ;中さじ 1 (味の引き締め)
    ・砂糖    ;中さじ 1 (味噌の塩味やわらげ、まろやかに)
    ・ほんだし  ;中さじ 1 (味の補強)
    ・黒胡椒   ;少々 (香り付け程度)

    <作り方>

    1.豚バラ肉を炒める
      ①フライパンにサラダ油を熱して、
       豚バラブロックに軽く焼き色をつける
        (だいたい、写真くらいの色でOKです。)



    2.香味野菜を炒める
      ②にんにく・玉ねぎ・トマトを加えて炒め、
       水を入れて沸騰させる
        (沸騰したら、③に進んで下さい。)



    3.残りの野菜を入れて煮込む
      ③ナス・かぼちゃ・オクラ・インゲン・ゴーヤを入れる
      ④味噌・醤油・砂糖・ほんだしを加え、弱火で
       8分くらい煮込む
        (味噌は、フィリピンの *バーゴンの代品で、
         旨味とコクは、完璧です。本物の香りがしました。)
                 *エビまたは魚を発酵させたペースト



    4.味を整える
      ⑤弱火のまま、レモン汁と黒胡椒で味を整えて完成
        (軽くかき混ぜてから火を止めて下さい。)


    「日本人のおつまみに最高?」

     フィリピンの家庭料理は、お肉を使った料理が多いと思われがちですが、野菜が主役の料理も、家庭でよく作られています。
     フィリピンでは、ピナクベットをお酒のおつまみにする人は、あまりいないと思いますが、日本人には、おつまみにも合うみたいで、夫もピナクベットを作ると、いつもよりお酒が進んで、ひとりで陽気になっています。そんな時に話し相手になる私は、とても大変です。(笑)
     ピナクベットも、日本のお味噌汁と同じで、家庭によって味が少しずつ違うので、作りながら自分の味にしていくのも楽しいと思います。

  • 【アドボ Adobo】

    <完成イメージ>

     アドボは、フィリピンの家庭でとてもよく作られている
    煮込み料理です。お肉を、しょうゆやお酢、にんにくなどで煮込み、シンプルな味付けなのに、ごはんが進むのがアドボの特徴です。
     アドボの味も、家によって少しずつ違います。
    お酢をしっかり効かせる家もあれば、やさしく仕上げる家もあります。同じアドボでも、家庭の数だけ味があります。
     今回も、近所のお店で簡単に手に入る食材と調味料を使って、
    フィリピンの家庭で食べられている「毎日食べたくなる標準味のアドボ」を紹介させてもらいます。
    日本の食材と調味料で作る工夫が大変でしたが、フィリピンで食べていた味と同じ酸味・甘味・旨味にすることが出来ましたのでよかったら、ぜひ作ってみてください。

    <食材と調味料> 2~3人分

    【食材】
    ・鶏もも肉  ;400g (一口大にカット、完成の写真参照)
    ・にんにく  ;5片 (つぶして香り出し、食材の写真参照)
    ・玉ねぎ   ;1個 (ぶつ切り、食材の写真参照)
    ・水     ;100cc (煮込み用)
    ・サラダ油  ;大さじ 1 (炒め用)

    【調味料】
    ・醤油    ;大さじ 3 (塩味とコク)
    ・穀物酢   ;大さじ 2 (まろやかな酸味、米酢も可)
    ・レモン汁  ;大さじ 1 (爽やかな酸味、カラマンシー代品)
    ・砂糖    ;大さじ 1 (甘味と照り)
    ・ほんだし  ;中さじ 1 (うま味)
    ・黒胡椒   ;少々 (香りづけ)
    ・月桂樹の葉 ;1枚 (風味づけ)

    <作り方>

    1.鶏肉の漬け込み
      ①鶏肉に 醤油・穀物酢・レモン汁・にんにく・黒胡椒
       を加える
      ②30分くらい漬け込む



    2.玉ねぎを炒める
      ③フライパンにサラダ油を熱し、
       玉ねぎを中火で炒めて香りを出す
        (玉ねぎの香りが出る写真の感じになったらOKです。)



    3.鶏肉を炒める
      ④漬け込んだ鶏肉を漬け汁ごと加えて、
       中火のまま表面に軽く焼き色をつける
        (全体に旨味をなじませますので、
         写真の感じにして下さい。)



    4.水と調味料を加える
      ⑤水・砂糖・ほんだし・月桂樹の葉・を加える
       (ここから先は、見た目判断 !!
        ⑥の写真の様になるまで煮込みます。)



    5.じっくり煮込む
      ⑥弱火に落として、焦げ付かない様に時々鍋底を返しながら
       煮汁が無くなるまで、じっくり煮込んで完成
        (うちのガスコンロでは、弱火で25分くらい煮込み、
         鶏肉に染み込ませました。焦げ付きに気をつけて、、、)


     「フィリピンの記憶」

     アドボは、私が夫に初めて作ってあげた料理です。
    フィリピンに駐在していた夫に、何を作ろうか少し迷いましたが、ごはんに合う料理がいいと思ってアドボを作りました。
     しょうゆとお酢の香りが広がる中で、少しドキドキしながら食卓に出したのを覚えています。夫は「おいしい」と言って、いつもよりたくさん食べてくれました。
     その時、とても嬉しかった気持ちは、今でもはっきり覚えています。アドボを作ると、あの時のことを思い出します。

  • 【シニガン Sinigang】

    <完成イメージ>

     シニガンは、フィリピンの家庭でとてもよく作られている酸味のあるスープ料理です。お肉や魚、たっぷりの野菜を入れて煮込み、さっぱりした酸味で仕上げるので、寒い日でも、暑い日でも、食べやすい料理です。
     シニガンの味は、家によって少しずつ違い、日本のみそ汁の様なものだと思います。酸味をしっかり効かせる家もあれば、やさしく仕上げる家もあります。
     今回は、近所のお店でで簡単に手に入る食材と調味料を使って、フィリピンの家庭で食べられている「毎日食べたくなるシニガン」を紹介させてもらいます。
    日本の食材と調味料でフィリピンと同じ味にするのが大変でしたが、フィリピンで食べていた味と同じにすることが出来たと思います。
    よかったら、皆さんに作ってもらえると嬉しいです。

    <食材と調味料> 2~3人分

    【食材】
    ・豚バラ肉  ;400g
    ・水     ;1500cc
    ・トマト   ;2個 (完熟なら、より良い)
    ・玉ねぎ   ;1個 (甘味出し)
    ・大根    ;1/3程度 (ラブノスの代品)
    ・ナス    ;1本
    ・オクラ   ;4本
    ・こまつな  ;1束 (カンコンの代品、ほうれん草も可)
    ・サトイモ  ;2個
    ・青唐辛子  ;2本 (より本物志向なら入れる、無しでもOK)

    【調味料】
    ・レモン汁  ;大さじ 4 (タマリンド代品)
    ・穀物酢   ;中さじ 2
    ・醤油    ;大さじ 1.5
    ・塩     ;小さじ 2
    ・黒胡椒   ;少々 (香りつけ程度)
    ・砂糖    ;小さじ 1/2 (まろやかな酸味にする)
    ・ほんだし  ;中さじ 1 (旨味出し)

    <作り方>

    1.豚肉を下茹でする
      ①鍋に水と豚肉を入れる
      ②沸騰したら灰汁を取り除く
        (それほど、丁寧に取り除かなくても大丈夫です。)
      ③中火で10分くらい煮る



    2.香味野菜と里芋を加えて、スープに甘味と酸味のベースを作る
      ④トマト・玉ねぎ・サトイモを加える
        (トマトと玉ねぎで、
         本物のシニガンの香りと味に近づけていきます。)
      ⑤中火で10分くらい煮込む



    3.根菜を加える
      ⑥大根を加える
      ⑦柔らかくなるまで10~15分煮込む
        (④で加えたサトイモが溶けすぎない様に
         気をつけて下さいね。)



    4.調味料を加える
      ⑧レモン汁・穀物酢・醤油・塩・黒胡椒・砂糖・ほんだし を
       加えて味を整える
        (ここで、私が懐かしく感じるシニガンの香りが
         広がりました。)



    5.残りの野菜を加える
      ⑨ナス・オクラ・好みで青唐辛子を加える
        (より本物志向なら青唐辛子を入れるのを
         お勧めします。)
      ➉5分くらい煮る


    「思い出のシニガン」

     私が子どものころ、家でよく母が作ってくれたのがシニガンでした。鍋でコトコト煮えている音と、少し酸っぱい香りがしてくると、「今日はシニガンだな」 と分かりました。
     母は味を見ながら、「もう少し酸っぱくする?」と聞いてくると、家族は「酸っぱめ、、、」とか「少しマイルド、、、」とか、それぞれ好き勝手なことを言っていました。
     食卓では、学校のことや近所の話など、たいしたことじゃない会話をしていましたが、その時間がとても好きでした。
     今でもシニガンを作ると、あの時の家の雰囲気や家族の声を思い出します。シニガンは、私にとって「料理」だけではなく、家族との時間そのものなんです。